歴史と沿⾰
歴史
医療における診療哲学は、紀元前3世紀の古代ギリシャ・アリストテレスの時代に⽣まれ、⽶国メイヨー・クリニックにおいて、「What Men Live By」の著者、ハーバード出⾝の哲学者であり医師であるリチャードキャボットと、その兄のヒュー・キャボットらによる哲学研究からDr.ウィリアム・ケプラーに伝わり、ジョージ・ケプラーのノースウェスタン⼤学での講義を通じてDr.パンキーに、⻭科領域にもたらされました。⻭科医療における診療哲学は、⻭科医療に携わる全ての⼈に成功をもたらすための先⼈たちの知恵です。EXD-Japanは、⽇本においてその診療哲学を受け継ぎ、その実践に必要な「⾃由診療」を志す⻭科医師を養成するための教育・研究機関です。
当研究所は、代表の実藤が2014年に「エクセプショナルデンティストリー研究会」としてスタートしました。その後「⾃由診療医に相応しい⾼度な技術」に傾倒したメンバーとの⾒解の相違から、診療哲学をベースとした設⽴当初の精神に重きを置いた「エクセプショナル・デンティストリー研究所」として独⽴し、その後悩める⽇本の⻭科医師たちのために「⾃由診療開業」の選択肢の拡⼤を進めるべく、⾮営利活動団体として⽣まれ変わりました。
⾃由診療は、現在の⻭科医療制度の⽭盾を払拭し、フェアで質の⾼い医療サービスを提供するための⼿段です。EXD-Japanは⾮営利活動団体としての⽴場から、⻭科医療界における「⾃由診療」に対するマイナスイメージを払拭し、⽇本の⻭科医療の未来のために必要な⻭科教育と医療サービスの提供を進めて⾏きます。
また、EXD-Japanは ”Exceptional Dentistry Institute of Japan” の略称です。
⽶国パンキー研究所の重鎮、故・Dr. ビル・ロッカードの著書「The Exceptional Dental Practice(究極の⻭科⾃由診療)」が組織名の由来です。
沿⾰
組織図
- アカデミーで指導が出来る
- 認定施設の証書発⾏
- 認定施設⼀覧に掲載
- 認定医証書の発⾏
- 認定医⼀覧への掲載
- 認定施設登録の資格
- The Pankey Institute の研修参加資格
- 総会およびサマースクールへの参加資格
- 6ヶ⽉コースオブザーバーの参加資格
- Webサイトへのプロフィール掲載
Dr.ロッカードとEXD-Japan
パンキー研究所から、診療哲学の後継者である Dr. M. William Lockard が輩出されます。彼はパンキー研究所の講師を⻑らく勤める傍ら、当研究会の理念の基礎となった著書「Exceptional Dentistry(究極の⻭科⾃由診療)」を執筆しました。
当研究所の所⻑である実藤も、かつてLockardからパンキー研究所にて直接指導を受けました。そして現在でも遠く⽶国から、我々による診療哲学の実践を⾒守って下さっています。
当研究所の主催するアカデミーのプログラムは、Lockardを始めとする⽇⽶の⾃由診療医(private dentist)の診療哲学を基盤とした医療の実践的な教えが元になっています。⾃由診療医の⻭科医療現場における実際的で普遍的な診療への取り組み姿勢やノウハウを当アカデミーでは伝授しています。
また当会は、パンキー研究所とコラボレーションの関係にあり、⽇本において過去5年間に約20⼈の診療哲学を実践する⾃由診療医を育成しています。
ロゴについて
EXD-Japanのロゴは、医療の象徴として広く使われているアシクレピオスの杖やカドゥケウス
をモチーフに、⻭科医師を導く杖と、⻭科医師をあらゆる制約から解き放つ⾃由の翼、そして
患者と⻭科医師の対等関係を表しています。